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実家の相続の特徴とは?

相続とは、人がなくなり、
その故人が所有していた財産を、
次の世代に引き継ぐことです。

不動産、預金、金融資産、芸術品など、
故人が所有していた様々な財産について、
誰かが何かを引き継ぐことになります。

日本の代表的な相続財産は不動産であり、
実家の土地と建物も、当然該当します

相続が起こることによって、
様々な問題や心配事が出てきます。

具体的には、

相続財産をめぐる人間関係、
相続税の納税

が代表的な問題です。

その中でも、実家の相続は、
少し他の相続財産とは異なります。

それは、
相続してからの負担が大きいことです。

固定資産税の支払いや維持管理費の負担、
周囲の人たちとのやりとり、
防犯、防災、防火対策、などなど、

金銭的にも、時間的にも、精神的にも、
相続してからの負担が多いのが特徴です。

そして、
相続後の負担や相続財産の配分をめぐり、
問題やトラブルも多く、

税理士、司法書士、弁護士といった
専門家を必要とするシーンも多くなります。

相続が発生したら、
残された遺族と話し合うことになりますが、

誰が相続の権利があるのか?
相続される財産は何がどのくらいあるのか?

これを把握することがまずやるべきことです。

実家の相続については、

不動産価値があるから相続したい、

と考える人と

持ってても、売れないし、
税金がかかるだけだからいらない、

という人の、大きく2つに分かれます。

実家がどれくらいで
売れるのか?貸せるのか?

実家を担保に借入があるのかないのか?

実家をめぐるトラブルはないのか?

などなど、
実家の相続を考えるにあたって、
確認することはいろいろあります。

親が元気な時に、相続の話はしづらい。。
と思うことはあるでしょうが、

相続が発生してから揉めないよう、
可能な限り、親が元気なうちから、

実家で今まで起こった出来事や、
実家以外の財産の確認など、

時間をかけて、少しづつ、
話し合って相続対策をしていきたいですね。

このように「空き家になった実家をどうするか?」
漠然と考えておられる方は多いですが、どのようにするかで手間やかかる費用はかなり差がでてきます。

例えば、30坪(1階2階あわせて)土地の相場が300万円の地域(S44築の場合)どのような対応をするとどれだけ費用がかかるのか?5つのパターンをご紹介いたします。

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1.壊して土地で維持する場合

売却・収入金額0円ー解体費用150万円-片付け費用60万円ー税金年12万円×10年=▲330万円

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2.そのまま売却する場合

土地売却金額300万ー片付け費用60万円ー解体費用相当額150万円=90万円

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3.壊して土地で売却する場合

土地売却金額300万ー片付け費用60万円ー解体費用150万円=90万円

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4.ほったらかしにする場合

売却・収入金額0円ー税金年2万円×10年=▲20万円

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5.人に貸す場合

①10年間、月3万円で貸すと、
賃貸収入 月3万円×12ヶ月×10年
360万円

②その後、そのまま売却すると

土地売却金額300万ー片付け費用60万
ー解体費相当額150万円
150万円

③10年間の税金・保険
税金年2万円×10年+火災保険20万円
40万円

10年間の収支
=①+②ー③

=360万円+150万円ー40万円
470万円

※売却時と賃貸収入の税金の計算は、
 考慮していません。

※各項目の試算数値は以下の設定です。

・解体費用
 家の広さ(坪)× 5万円(木造)
 解体費についてはこちら

・片付け費用(普通) 60万円
 片付け費用についてはこちら

・税金=固定資産税 
 家あり  年2万円
 土地だけ 年12万円
 固定資産税についてはこちら

・火災保険 
 保険金額1000万円、保険期間10年
 木造、地震保険あり、家財なし

どのような選択を行っても
コストはかかってしまうのですが、

選択によって
マイナスが大きくなったり、
逆に収益が上回る

ことを実感していただくために
事例として記載しました。


ご自身の実家の場合、どうなるのか?

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