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実家に両親が暮らしている場合、これから起こることとは?

両親が2人とも実家で暮らしている場合、
これからどんなことが起こり得るのか?


両親2人とも後期高齢者になると、
いわゆる「老老介護」が起こります。


物忘れ、同じことを繰り返し話す、
足が痛くなる、トイレが近くなる、

などなど、高齢になればばるほど、
その様子は大きくなっていき、

両親それぞれ、お互いにお互いを
注意・介護することになります。


その状態が四六時中になると、
体力的にも精神的にも
負担が大きくなってきます。


そうなると、
その負担を減らすために、

訪問介護やデイサービスのなどの、
福祉サービスを利用しながら、
生活していくことになるでしょう。


そして、次に起こるだろうことは、
高齢者施設への入所、相続です。


考えられるケースとしては、

両親のどちらかが施設へ入所する、
両親のどちらかに相続が発生する、

ということがあります。


これらに共通することは、

親が1人で生活することになる、
ということです。


親が1人で生活すると、どうなるか?

これまでは、
両親がお互いにお互いを支え、
生活していたのが、

高齢の親が1人で、
生活することができるのだろうか?

という心配が出てきます。


子供世帯としては、
親の安否が気になりますし、

親の生活を
気にかけないわけにはいきません。


つまり、両親が元気な時に、
親が1人になった時の生活も
考えておいた方が良いということです。


両親が一緒に暮らすのと、
片親のみが暮らすのとでは、
子供世帯が関わる度合いも大きくなります。


今はまだそれほど心配はなくとも、
帰省時などに両親の様子を伺いながら、

親が1人になった時の生活も、
考えていくようにしたいですね。


このように

「空き家になった実家をどうするか?」

と漠然と考えれる方は多いですが、


どのように活用するかで
かかる費用はかなり差がでてきます。


例えば、以下の事例の場合、
どのような対応をすると
どれだけ費用がかかるのか?
5つのパターンをご紹介いたします。

【事例】
家の広さ:30坪(約100㎡)
築年月:昭和44年11月
土地の売却相場:300万円
普通程度にモノがある。

1.壊して土地で維持する場合

売却・収入金額0円ー解体費用150万円-片付け費用60万円ー税金年12万円×10年=▲330万円

 

2.そのまま売却する場合

土地売却金額300万ー片付け費用60万円ー解体費用相当額150万円=90万円

3.壊して土地で売却する場合

土地売却金額300万ー片付け費用60万円ー解体費用150万円=90万円

 

4.ほったらかしにする場合

売却・収入金額0円ー税金年2万円×10年=▲20万円

 

5.人に貸す場合

①10年間、月3万円で貸すと、
賃貸収入 月3万円×12ヶ月×10年
360万円

②その後、そのまま売却すると

土地売却金額300万ー片付け費用60万
ー解体費相当額150万円
=90万円

③10年間の税金・保険
税金年2万円×10年+火災保険20万円
40万円

10年間の収支
=①+②ー③

=360万円+90万円ー40万円
410万円

※売却時と賃貸収入の税金の計算は、
 考慮していません。

※各項目の試算数値は以下の設定です。

・解体費用
 家の広さ(坪)× 5万円(木造)
 解体費についてはこちら

・片付け費用(普通) 60万円
 片付け費用についてはこちら

・税金=固定資産税 
 家あり  年2万円
 土地だけ 年12万円
 固定資産税についてはこちら

・火災保険 
 保険金額1000万円、保険期間10年
 木造、地震保険あり、家財なし

どのような選択を行っても
コストはかかってしまうのですが、

選択によって
マイナスが大きくなったり、
逆に収益が上回る

ことを実感していただくために
事例として記載しました。


ご自身の実家の場合、どうなるのか?

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