F 違法に建っている空き家の実家の活用方法とは? 日本の家は、建築確認(注)を取得してから、実際に建築することができますが、そもそも、建築確認を取得していなかったり、取得したけれど、その通りに建てていない家も、実際には多く存在します。また、本来、建てられない場所に家が建っていたり、昔は建てられたけど、今は建てられなくなった家もあります。こうした、現在の法律や基準に合っていない、いわゆる「違法建築」の家は、活用するのも結構難しくなります。建築された時期に関わらず、基準に合っていないわけですから、その家が安全に暮らせる家である根拠がありません。そのため、いくら築年数が浅くても、行政の許可などが必要な活用には利用できません。また、違法建築の家の売却は、購入者側からすると、住宅ローンが利用できないので、売却しづらいです。こうした状況を踏まえ、違法建築の実家の活用の選択肢を以下に挙げてみました。実家が違法に建っているかどうかは、役所への調査などでわかりますので、実家の活用方法を考える前に、実家が違法に建っていないかどうか?確認してくださいね。◉違法に建っている実家の選択肢【売る場合】・相場より安く売る。・建物を解体して、土地で売る。【貸す場合】・DIY型賃貸借で貸す。(注)建築確認とは、建てようとする家が、法律や基準に合ってるかチェックする行政の審査のことです。 このように「空き家になった実家をどうするか?」と漠然と考えれる方は多いですが、どのように活用するかでかかる費用はかなり差がでてきます。 例えば、以下の事例の場合、どのような対応をするとどれだけ費用がかかるのか?5つのパターンをご紹介いたします。【事例】家の広さ:30坪(約100㎡)築年月:昭和44年11月土地の売却相場:300万円普通程度にモノがある。 1.壊して土地で維持する場合 売却・収入金額0円ー解体費用150万円-片付け費用60万円ー税金年12万円×10年=▲330万円 2.そのまま売却する場合 土地売却金額300万ー片付け費用60万円ー解体費用相当額150万円=90万円 3.壊して土地で売却する場合 土地売却金額300万ー片付け費用60万円ー解体費用150万円=90万円 4.ほったらかしにする場合 売却・収入金額0円ー税金年2万円×10年=▲20万円 5.人に貸す場合 ①10年間、月3万円で貸すと、賃貸収入 月3万円×12ヶ月×10年=360万円②その後、そのまま売却すると土地売却金額300万ー片付け費用60万ー解体費相当額150万円=90万円 ③10年間の税金・保険税金年2万円×10年+火災保険20万円=40万円10年間の収支=①+②ー③=360万円+90万円ー40万円=410万円 ※売却時と賃貸収入の税金の計算は、 考慮していません。 ※各項目の試算数値は以下の設定です。・解体費用 家の広さ(坪)× 5万円(木造) 解体費についてはこちら・片付け費用(普通) 60万円 片付け費用についてはこちら・税金=固定資産税 家あり 年2万円 土地だけ 年12万円 固定資産税についてはこちら・火災保険 保険金額1000万円、保険期間10年 木造、地震保険あり、家財なし どのような選択を行ってもコストはかかってしまうのですが、選択によってマイナスが大きくなったり、逆に収益が上回ることを実感していただくために事例として記載しました。ご自身の実家の場合、どうなるのか?知っておきたいと思われましたら、下記フォームよりお問合せください。 お名前 (必須) メールアドレス (必須) 電話番号 (必須) お問合せ内容 (必須) 実家の空き家診断を受けたいその他質問したいことがある 詳細 (必須) Δ 診断トップに戻る トップページに戻る