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【固定資産税】1月1日に家は建っていますか?税金が6倍変わります。

固定資産税は、
毎年1月1日の所有者に対して
課税される税金です。
 
 
 
1月1日に土地を持っていたり、
建物を持っていたりすると、
 
その年の5月頃、所有者あてに
納税通知書が送られてきます。
 
 
 
このうち土地の固定資産税は、
その土地に建物があるかないかによって、
税額が大きく変わります。
 
 
 
具体的には、
建物が建っている土地は、
建物が建っていない土地(更地)よりも
 
固定資産税の計算の根拠になる金額
(固定資産税評価額といいます)が、
6分の1に軽減されます。
 
 
 
簡単にいうと、
土地に建物が建っていると、
その土地の固定資産税は、
通常の6分の1になるということです。
 
 
 
逆にいうと、
建物が古いからといって、
取り壊して更地にすると、
 
今まで建物が建っていて
安くなっていた固定資産税が元に戻る、
つまり、6倍になるということです。
 
 
これは、実家の活用を考える上でも
大きなポイントになります。
 
 
 
つまり、更地で維持していると、
6倍になった(元に戻った)固定資産税で
維持するということです。
 
 
 
修理やメンテナンスが大変だからと、
家を取り壊すと、
 
今度は税金の負担が増えるわけです。
 
 
 
この増えた固定資産税を
どう考えるかによっても、
実家に活用方法は大きく変わってきます。
 
 
 
固定資産税が上がるなら、
建物ごと早く売ってしまおう、
 
 
まだ売りたくないし、
税金の負担も増やしたくないから、
建物のメンテナンスをこまめにしよう、
 
 
どうせ建物を残すなら、
貸したり、利用したりできないか?
 
 
などなど、人それぞれの立場によって、
選択肢が異なってきます。
 
 
 
周囲に迷惑がかからないためにも、
古い空き家の実家を取り壊すことは、
大きな選択肢の一つです。
 
 
 
土地のみで維持すると
固定資産税が上がることを踏まえて、
活用の選択肢を考えていきたいですね。



このように

「空き家になった実家をどうするか?」

と漠然と考えておられる方は多いですが、

どのようにするかで
手間やかかる費用はかなり差がでてきます。


例えば、以下の事例の場合、
どのような対応をすると
どれだけ費用がかかるのか?
5つのパターンをご紹介いたします。

【事例】
家の広さ:30坪(約100㎡)
築年月:昭和44年11月
土地の売却相場:300万円

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1.壊して土地で維持する場合

売却・収入金額0円ー解体費用150万円-片付け費用60万円ー税金年12万円×10年=▲330万円

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2.そのまま売却する場合

土地売却金額300万ー片付け費用60万円ー解体費用相当額150万円=90万円

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3.壊して土地で売却する場合

土地売却金額300万ー片付け費用60万円ー解体費用150万円=90万円

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4.ほったらかしにする場合

売却・収入金額0円ー税金年2万円×10年=▲20万円

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5.人に貸す場合

①10年間、月3万円で貸すと、
賃貸収入 月3万円×12ヶ月×10年
360万円

②その後、そのまま売却すると

土地売却金額300万ー片付け費用60万
ー解体費相当額150万円
150万円

③10年間の税金・保険
税金年2万円×10年+火災保険20万円
40万円

10年間の収支
=①+②ー③

=360万円+150万円ー40万円
470万円

※売却時と賃貸収入の税金の計算は、
 考慮していません。

※各項目の試算数値は以下の設定です。

・解体費用
 家の広さ(坪)× 5万円(木造)
 解体費についてはこちら

・片付け費用(普通) 60万円
 片付け費用についてはこちら

・税金=固定資産税 
 家あり  年2万円
 土地だけ 年12万円
 固定資産税についてはこちら

・火災保険 
 保険金額1000万円、保険期間10年
 木造、地震保険あり、家財なし

どのような選択を行っても
コストはかかってしまうのですが、

選択によって
マイナスが大きくなったり、
逆に収益が上回る

ことを実感していただくために
事例として記載しました。


ご自身の実家の場合、どうなるのか?

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