住宅購入のご相談で多いご質問に、
「買い時」のお話があります。
 
 
 
誰しも、
マイホームを買おうと考えるなら、
少しでも安く、少しでもいい物件を
購入したいと思うものです。
 
 
 
これは消費者心理として当然のことで、
私も同感です。
 
 
 
しかしながら、
東京オリンピック・パラリンピックや
今のコロナの状況に代表されるように、
 
世の中の状況を予想して、
住宅購入を検討しても、
 
不動産の相場や住宅ローン金利が
予想通りのいくとは限りません。
 
 
 
また、
その予想ですら、数多くの専門家が
いいこと、悪いこと、様々な意見に
分かれるわけですから、
 
どれが正しいかなんて、
読み切ることはできないでしょう。
 
 
 
一般個人の方で将来的なことが
はっきりしているのは、
自分や家族の「成長」と「加齢」です。
 
 
 
子供がいらっしゃる人なら、
子供が生まれた段階で、
入園・入学の時期がわかり、
 
何年後に、いくらお金がかかるかも
ネットで検索すれば
おおよそ予想はつきます。
 
 
 
子供がいらっしゃらなくても、
定年退職の時期は分かりますし、
 
老後に必要なお金も、ネット検索で、
ある程度は予想はできます。
 
 
 
なので、
住宅購入の時期を考えるときは、
自身や家族のライフプランを
まず考えるのが先決です。
 
 
 
そのライフプランの節目の時期と、
世の中での良いイベントの時期が
一致しているなら、
 
それは住宅購入時期としては
いい時期だと思います。
 
 
 
自身や家族のライフプランの
どの段階でマイホームを買うかどうかは
また別問題ですが、
 
 
少なくとも、
世の中の状況を優先して、
住宅を購入するかどうかを、
決めるべきではありません。
 
 
 
世の中の動きは不確定ですから、
住宅購入を考える時に、
 
たまたま相場が下がったり、
住宅ローン金利が下がっていたら、
ラッキー!くらいの感覚の方が良いでしょう。
 
 
 
コロナ禍で先が見通せないからこそ、
今はっきりしている予定を確認して、
住宅購入は考えてくださいね。